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常玉の墓

5月24日に行われた香港クリスティーズで、常玉(1901−1966)の絵に入札が殺到し、アジア美術界では大きな話題になった。下の絵は5億2千万円で売れていったという。

小さな猫が鳥を狙っているこの絵の中の鉢には程曄覆討い海Α砲慮斥佞綴られています。そして、北宋画家、崔伯の「双喜図」からインスピレーションを得たものだとおもわれる。

Le chaton, l’oiseau et des petits
Huile sur isorel, 50’s


常玉はモンパルナスに住んでいた画家で、一生中国に帰ることなく、パリを終の棲家として選び、1966年にガス中毒で静かにひとりで死んでいった中国人画家だ。




毛筆で字を書くようにスケッチをして、1920年代後半のパリの美術界を騒がせていたこともあった。





そんな彼が通っていたモンパルナスの・グランドショミエール画塾。今も健在で、1920年代とあまりかわっていない! マティスもここで一時期教鞭をにぎっていたという。常玉がジャコメッティに出合ったのもここだ。
多くの外国人が裸婦スケッチをしていた。当時のように。





サブリエール通りの常玉のアトリエ兼アパルトマンも、当時のままだった。
誰か彫刻家が住んでいる様子だった。
もうすぐ彼の命日が近づいているのでお墓参りにいってみた。





パリ郊外にあるパンタン墓地はとてつもなく広く、墓地の中で車が必要。これこそ、巨大ネクロポリス。

必死の思いで常玉の墓を見つけた。第92ブロックにあった。すごく歩いて疲れ果てたので、墓地で、思わずヒッチハイクをしてしまった。ユダヤ教の司祭が車に乗せてくれた。

常玉がすきだった菊の花を買って埋めてみた。喜んでいるといいなあ。合掌。

1920年代の常玉(左)。
50年代は一枚も絵が売れず苦しんでいた時期。自分の絵が5億2千万円で売れたと聞いてどう思っているかなあ?




| にむらじゅんこ | パリ | 19:12 | comments(4) | trackbacks(5) | pookmark |
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5億ってすごいですよね。クリスティーズのサイトで絵の拡大写真を見たんですが、前におっしゃってたように絵の具の質が良くなくてバリバリにひびがはいってましたね。。絵も、生前の彼の不遇さも、儚いです。
| kishi | 2009/07/10 8:30 PM |
kishiさん、コメントありがとうございます。
そうなんです。貧乏絵描きだったので、安い絵の具に何かを混ぜて描いていたのでしょうね。修復が大変だったようです。

すべてが儚いのが東洋的というか、常玉的という気もしました。

ちなみに常玉の命日は1966年の8月12日早朝です。
| junq | 2009/07/11 5:23 AM |
常玉(じょうたま……でなくて、サンユー、ね)、知りませんでした。

ルソーのような、独特の寂しさのある絵を描いてますね。
おかげでまたひとつ良いアーティストを知りました。
| エビ | 2009/07/12 1:51 AM |
ebiさん、おひさしぶりです。どこか寂しい、宙にういたような浮遊感がすきです。
| junq | 2009/07/12 6:08 AM |









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